ソニハルの使用目的
今回は、SONIHULL(ソニハル)の使用目的に関して書いていこうかと思います。
一般的には、海水が接触するところに発生するに生物による
表面の汚れに対して付着することを防止するために用いられます。
もっと簡単に書くと、ボート等をマリーナなど係留地に停泊させておく際に、
船底に付着する貝類の付着を防止する効果があります。
少し古い営業資料になりますが、写真がわかりやすいので載せてみます。
ソニハル装着前は、左側の写真で2シーズンにわたり防汚塗装のみで
対応した時の写真になります。
左側の写真では、ソニハル装着後、通年を通して使用後、上架し撮影しています。
34ftのヨットにソニハル・デュオ(超音波起振機が2つ使用される商品)を
2セット取り付けているニュージーランドにて使用されている実績です。
資料は4年前のものですので、販売ユニット数が20,000以上となっていますが、
現状では30,000セット以上の販売実績ががあります。
日本においてもたくさんの実績があります!!
と、胸を張ってお伝えしたいところではありますが…(笑)
私殿が把握している限りでは、残念ながら日本国内において
それほどの数が普及しているわけではございません。
やはりメインの販売エリアとしては、環境先進国であるヨーロッパを中心に
英語圏のエリアでの販売が多いのが実情です。
ソニハルの利点としては、環境負荷をかけることなく、
貝類の汚れ付着に関して効果的な効力を発揮できるところでしょうか。
一番最初に目立つところとして船体の汚れを挙げてみましたが、
それ以外にも海水冷却配管、冷却装置、プロペラ、シャフト、
ウォータージェット、シーチェストなどなど、海水中の微生物によって
汚損される個所に関しては効果が期待できます。
この写真は、大型船になりますが、プロペラシャフトの軸受け部に
円柱状のトランスデューサーという超音波起振機を取り付け、
軸受け・プロペラシャフトと伝播させ
プロペラ本体の防汚装置として取り付けている例となります。
こちらは、熱交換器の各ユニットに取り付けているところです。
内部の放熱用チューブに貝類の付着を防止する目的です。
海外においては、魚の養殖場の網に取り付けたりもしています。
また、海水ではありませんが、河川にて発生するカワヒバリガイに対しても
効果が期待できます。
この辺でお悩みのお客様も多いのではないかと思います。
簡単な使用用途をご紹介しましたが、今後環境規制が厳しくなる一方ですので、
他にもいろいろなところで利用できるのではないかと考えています。