ソニハルの原理 その1
今回は、ソニハルの原理を簡単にお伝えしようかと思います。
ソニハル自身は、超音波を発生する機械です。
メガネの掃除なんかで使うのと同じような感じです。
最近では医療の分野でも活躍してますね。
メーカーの資料には以下のような絵で説明されています。
船底もそうですし、岸壁などのような硬いところに付着していくのですが、
いきなり牡蠣殻など付くわけではないようです。
まずは、①のようにバクテリアの細胞が硬い表面に付着することから始まります。
その微生物が増殖していき、②のようなバイオフィルムが形成されます。
バイオフィルムとは微生物の集合体のことを言います。
その後、③のように離れていくものもありますが、
残った微生物は④のように原生生物から食べられることになります。
原生生物とは、藻類や菌類、原生動物(アメーバやゾウリムシ)のことです。
アメーバ・ゾウリムシ、中学か高校の生物か何かで習ったような…
遠い記憶ですね(笑)
まぁ、この原生生物にとってはこのバイオフィルムはとってもいい餌場に
なってしまうわけですね。
ここまでなってくると、⑤のようにフジツボの幼生が寄生したり、
藻の胞子が付着したりしてしまいます。
結果として船底で増殖、航海時に大きな抵抗となり
燃費悪化、スピード低下、エンジン負荷大と
一つもいいことがなくなってしまいます。
このために、定期的に上架メンテナンスを行っているかと思います。
この頻度を延長できるようサポートする装置がソニハルになります。
どうするかというと・・・・
増殖する前に元から断つ、そうです、①の微生物が付着することを
防ぐ装置がソニハルです。
どうやって防ぐのか、それは、お得意の超音波を使って、になります。
超音波でどうやって防ぐの?
そう思われますよね。
一気に全部書こうと思ったのですが、結構な文字数になりそうだったので
今回はここまでで、次回続きを書こうと思います。
決してネタ稼ぎでは・・・(汗)